ドキュメンタリー映画を観た

どうにもこうにも調子の悪い日々が続いている。

イライラ期→めそめそ期

国内情勢も世界情勢もしんどいし、仕事もしんどいし、身の回りの生活もしんどい……ひとつふたつならやり過ごせるけど、あまりにも色んなところからしんどみが来ていて対処しきれない感じがある。

ちょっとしたことでイライラしてしまって怒りのエネルギーを抑えきれない気分になり、「ぼくはおこった」の絵本みたいだと思った。

「ぼくはおこった」の絵本、昔祖父母の家にあって好きだったんだよね。
主人公がとにかく怒りを爆発させていて、怒りによって雷がなったり嵐が来たり地球が割れたりする。
僕は自分の苛立ちが強まるといつもその絵本のことを思い出す。

イライラが続いた後、突然、なにもかもがめんどうくさくてどうでもいいや、みたいな気分になったり、そのまま急激に孤立感や無力感に苛まれ始めて、めそめそと泣き出すこともある。

最近の情緒の不安定さ、自分でも心配。よくない感じだよなー。でもどうしたらいいのかわかんない。世界がもっと良くなってくれたら僕の情緒も安定するとは思うんだが、世界のほうは簡単に変わってくれそうもないし。

まあなんとかやっていこう。

気を紛らわせるためにドキュメンタリーをいくつか観ていたので、その中から2つ紹介しておく。

「トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして」

Netflixで公開されていたので観た。

映画を中心としたメディアでトランスパーソンたちがどのように扱われてきたか、その表象が社会にどのような影響を与えてきたかについて、俳優や女優、制作者のトランスパーソンたちが語っているもの。とてもよかった。

ただ、見聞きするのが辛くて怒りが湧くようなこともたくさん語られているから、気をつけて見てほしい。
トリガーになるひともいるかもしれないから、キツいなと思ったら、見るのをやめて温かいものを飲んだり甘いものを食べたりしてね。

映像作品で描かれてきた差別的なシーンもたくさん紹介されている。(マジでひどい。映画内でも指摘されていたけど、こういった描かれ方が、トランスパーソンの扱い方としてひとびとに学習されて、実際の扱いに繋がってる。)

一方で、トランスパーソンたちの活躍の歴史や、近年トランスパーソン自身がトランスパーソンの物語を作り始めていることなども語られているよ。
ほんとうにひどい時代から、矢面に立って社会を変えてきたひとたちの姿や名を知ることができる。

「エブリボディ」

これもNetflixで公開されていたもの。

この作品も、自死の描写があるのと、性二元論にまつわる差別の描写があるから、トリガーになり得るひとは注意してね。

「エブリボディ」はインターセックスについてのドキュメンタリーで、主に3名のインターセックス・アクティビストが、自身の体験について語っている。
インターセックスの問題は、日本ではほとんど議論されていないと思う。
たとえば、バイナリーなトランスジェンダーたちと比べて。あるいは、ノンバイナリーたちと比べても、より注目されておらず、かなり多くの場面で存在しないものとして扱われているんじゃないかな。

僕自身も知識が不十分で、具体的にどのような困難があるのかとか、どういう目に遭ってきたのかってことを全然知らなかった。

「『インターセックス』ってそもそもなんなの?」とか、「それって、最近流行りのLGBTだかなんだかの、新しい用語でしょ?」ってひとにはぜひ一度観て貰いたい。
その上で、「生物学的に男性/女性」という二元論がいかにさまざまなものを損なってきたか、考えてみてほしい。
って、思ったよ。