2026年4月18日開催の「京都レインボープライド」に参加してきたよ。初参加。
参加前の不安
開催されていることは数年前から知っていて気にはなっていたものの、なかなか参加できずにいた。
活動圏内の「プライド」系のイベントに参加してみたい気持ちはありつつも、そのイベントが「政治的に中立」とか「(企業にとっての)多様な人材」みたいな方向性で動いていたら嫌だなあ、という不安もある。
2025年11月6日 僕の SNS 投稿より
(物理的な意味での)身近に、そういうイベントに参加しているような知り合いもいなくて実情も全然わからないし。
でもまあとりあえず一旦行ってみないと何もわからないよなーと思って、旧友を誘って行ってみることにした。ひとりで行こうとすると「やっぱやめよ」ってなりそうな気がしたから。
ただ、開催までの情報発信を見ていると、生成 AI を利用した画像が利用されていたりして運営の方針に不安が募った。
公式サイトはほとんど更新されずに SNS での発信ばかりだったのも、情報の確認しづらさを感じた。僕は X も facebook もやらないので、Instagram だけ確認していた。Bluesky での情報発信はなかった。SNS をやらないひとたちはどうやって情報を確認すればいいんだろう?(X 社も Meta 社も問題あるからもう使いたくないひとだっているよね?)
このあたりは「まず開催するだけで手一杯」って感じなのかもしれないよね、とも思っている。
運営スタッフもボランティアであろうし、規模の大きなイベントを開催するのがすごく大変なことだというのも知ってる。手が回らない部分が出ることもありうるよね。
とはいえ、開催直前には、「意図や活動内容についての確認や対話が行われることなく、一方的に『政治的活動の恐れがある』と判断された」として、関西クィア映画祭から公開質問状が出されたりもしている。
ブース排除問題についての、京都レインボープライド宛の公開質問状(4/16):関西クィア映画祭
Instagram に投稿されていた、京都レンボープライド2026の「注意事項」にも、「本イベントにおける政治活動及びそれに準ずる行為は原則としてご遠慮ください。」と明記されていたから、京都レンボープライドとしては「政治活動」を禁止する姿勢が明確になっていると思う。
でも、プライドは政治活動のひとつであるはずだし、僕自身は僕らの存在そのものが政治的であるとすら思っているから、ますます不安が強まった。
一体「政治活動」と見なすラインはどこにあるんだろう? この「プライド」は、権利回復を目指して社会に訴えるようなものではなく、単なる「お祭り」なのだろうか?
でも、これだってもしかすると、京都レインボープライドの運営だけの問題じゃなくて、市の後援を受けている都合があるのかもしれない。
過去に別のイベントでも似たようなことがあってニュースになっていた。
2025年4月1日の記事
京都市内で昨秋に開かれたイベントで、後援する京都市が、同性婚を巡る市民団体の展示の一部中止などを求め、団体側が構成を変更した事例があった。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1450817#goog_rewarded
つまり、市が後ろで締め付けてる可能性もあるんじゃないかな、って。その場合、市の態度に対しても批判がなされる必要があるよね。
もちろん、個人的にはそれに抗ってこその「プライド」じゃない?とは思うし、適切な対話がなされる必要はあるんじゃない?とも思ってる。
イベント当日の様子
京都レインボープライド2026は、午前11時から午後5時までの開催だった。僕は11時ごろに会場の最寄駅で友だちと合流し、会場に到着したのは11時過ぎくらいだと思う。会場の広さのわりにはひとが少ないな、という印象だった。
広い公園の一部が会場となっていて、ブースが並ぶ向こう側には広場の芝生が続いている状態だから、イベントの参加者ではなさそうなひとたちもうろうろしたり、レジャーシートを敷いて子どもを遊ばせていたりしていて、どこからどこまでがイベント関係者なのかはよくわからなかった。
とりあえずひと通りブースを巡って、チラシや冊子を貰ったりした。
友だちが「パーソナルカラー診断が気になる」と言ったので一緒に受けに行った。ウェブ上での質問回答と写真撮影で判定される簡易的なもの。だけど、僕はそもそもこの手の質問に回答するのが苦手だったから、ひとがついて手伝ってくれるのが助かった。
だって、「あなたの血管は緑っぽいですか、青っぽいですか」って訊かれても、どの程度の色だったら「青っぽい」と言えるのかわからなくない? 目の色が黒いか茶色いかとかもわかんないよ。誰も「真っ黒」ではなくない? 瞳が青いひとはどうすんの?
ということになるため、自己診断ができない。診断の結果はブルーベースの Winter だった。ふーん。
会場を一周し終わったあと、一旦京都駅まで昼食を食べにいくことにした。
僕も友だちも体力的な不安があってパレードには参加しないつもりだったし、イベント会場内に「座って休める場所」は用意されていないようだったから。レジャーシートか何か、座れるものを持っていくべきだった。
(個人的には、ずっとステージの音が響いていたのもちょっとしんどくて、静かに休めるところを事前に探しておくべきだったかもしれない。)
昼食を食べてちょっとゆっくりしたあと、午後3時前に会場へ戻った。3時過ぎから予定されていたステージの催しが見たくて。ステージで目当ての催しが始まるまでに、ノンバイナリーカラーのグッズを買った。かわいい。ありがとう。
見たかったステージを見終わったあたりで友だちが疲労を訴えたし、僕もけっこうへとへとだったから切り上げて帰ることにした。
結局パレードを全然見てないのってどうなんだ、という気もするんだけど、何しろ体力のないひとが過ごすにはなかなかキツい環境だった。
でも、次に参加するときはパレードのほうもちゃんと見たいな。
会場内で直接的に嫌な思いをするようなことはなかった。なんとなくの雰囲気とか、何があって何がないのかとかも体感できたと思う。
総括
限られたスタッフや資金で運営されているものだから、完璧な運営ができるわけじゃないだろうことはわかるし、いろんな努力や調整があった上での開催なんだろうなということも推測はできる。
その一方で、やっぱり「もうちょっとこうあってほしいな」と思う部分があったし、それを目指していくことでこそ、より包摂的で安心できる場になっていくんじゃないのかなあって思うところもある。
今後、京都レインボープライドがどういう方向に進んでいくのか、ひとまずは参加者のひとりとして見守って行きたいなと思うし、できれば、より良いイベントとして続いていってほしいなって思ってるよ。